覚醒へのヒント?!映画【チャンス】

チャンス

1979年の映画、ピーターセラーズ主演【チャンス】の中に、ノンデュアリティの覚醒のヒントを見つけました。

アウト・オン・ア・リムで有名なシャーリー・マクレーンも出演しています。

素朴な初老の男性チャンスは、これからどうなっていくの?と子どもを見守るような気持ちで見入ってしまいました(*´ω`*)

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映画【チャンス】のあらすじ 

20世紀後半のワシントンD.C。

物心ついた頃から大邸宅の庭師として一歩も外に出ることもなく、お屋敷の中で暮らしていたチャンスさん。

教育も与えられず、苗字も無い。 

庭師の仕事とテレビを観るだけの毎日。

でもチャンスはそこに幸福を感じています。

ご主人様が老衰で亡くなり、面倒を見てくれていたメイドも去り、お屋敷を追い出されます。

ご主人様のお下がりの高級紳士服を着ている白人なので、見かけは落ち着いたお金持ちそうな紳士です。

でも中身は子どものまま。

チャンスはこれからどうなるの?

チャンス
チャンス

お腹が空いているので食べ物を分けてくれませんか

スーパーの紙袋を抱えた女性に声をかけ、泥棒のような目で見られて、逃げられます。

チャンス
チャンス

庭師の仕事はありませんか

たむろしている街のチンピラに尋ねて「誰かの回しもんか!テメー」と脅されたり。

彼はただ純粋に生きているだけです。

そこには、何の邪(よこしま)な心はありません。

ただお腹が満たされ、眠る場所があれば、それで満足なのです。

シャーリー・マクレーン登場

ひょんなことから大富豪の奥様エヴァ(シャーリー・マクレーン)の親切を受け、夫である経済界の大物ベンに気に入られます。

凄いお金持ちです(@_@)

チャンス
チャンス

私の名前はチャンス。

ガーデナー(庭師)です。

差し出されたお酒にむせながら名乗ったので、チャンシー・ガーディナーさんということになっちゃった。

政治について尋ねられても、チャンスは庭師としての話しかできません。

チャンス
チャンス

庭には、春夏秋冬があり、冬は枯れるが春には草木は芽吹きます。

冬の間にもやることがたくさんあります。

この、チャンスの落ち着いた答えを、ベンは

「経営者は皆、庭師のようなものだ」

「今の言葉は、経済界への遠回しな比喩だ」と勝手に拡大解釈し、

深いアドバイスをくれる心の友だ、とチャンスを手元に置きます。

大統領に対しても臆することなく

(大統領が偉い人とかいう思い込みもないので)

質問に素直に答えます。

チャンス
チャンス

成長には季節がある。

根が切られない限り大丈夫。

春が来れば 芽吹きます

この言葉が、大統領の演説に使用されチャンスは一躍有名に。

素直で純朴。

戸籍も多分ないので、いくら調べても身元がわかりません。

FBIかCIAが大物政治家(チャンスのこと)の過去をもみ消したのだ、ということにまで発展します。

この辺はコミカルです。

チャンスはただ、瞬間瞬間を、ただ、生きているだけ。 

色々な質問にも、ただ、正直に答えているだけ。

そこには何の意図もありません。

私達は純朴な心を理解出来ない

私達はついつい、

  • この人に気に入られたい
  • 損をしたくない
  • お金がもらいたい

もしくは

  • 私を騙そうとしているのか
  • この人の言葉の裏には何が隠れているのか
  • 本心はどこにあるの

そんな感じで、今までの経験から、素直に物事や相手を信じて受け入れることができません。

でもチャンスは、ただありのままに今を生きています。

その有り様が、他の人達を惹きつけます。

やがて奥様のエヴァにも愛され、しかも、周りの勘違いから副大統領候補にまで持ち上げられます。

コメディの分類に?

この映画はコメディとなっていますが、私からすればコメディアンはチャンス役のピーター・セラーズではなく、自分の解釈で物を見る周りの人間がみんなコメディアンだなと感じました。

チャンスはいわば、エデンの園から追い出された天使かアダムとイブ。

今にしか生きていない無欲な彼は、

過去や未来の記憶に翻弄され、欲に苦しんでいる周りの人々を惹きつける。 

私自身も何とか覚醒に至れないものかと瞑想や座禅、スピリチュアルの本を読んだりしています。

チャンスのあり方こそ、ノンデュアリティの静寂な状態、覚醒状態なのだと感じます。

 

ラストの、

チャンスが湖の上を歩くシーンは、

まさにイエス様が水の上を歩いて見せたことを彷彿とさせます。

まるで当然のように水の上を歩くチャンス。

水の上を歩く
ユーネクストから画像引用

きっと私たちは誰でも、変な思い込みさえなければ、イエス様と同じ事が出来るのだろうなと感動しました。

頑張りたい人には向いていません

この映画は、

  • これから発展していこう
  • 成功していこう
  • 努力して成長するぞ

という、若い精神の人には受け入れ難いかもしれません。

 

ただ、

今までの人生に悩み苦しみ、

もうどうしたらいいのかもわからない、

つらすぎる、と

スピリチュアルに救いを求めている人には(私も含めて)、

チャンスの生き方は、大変な救いとなるのではないでしょうか。

私の拡大解釈は

日々の日常の瞬間瞬間を味わい、大切にして、

過去や未来はない、と思い定め、

今、目の前のやるべきことをただ淡々とやっていく。

ただそれだけでいいのだなあ~と感じています。

映画を観終わった今、私は心穏やかな幸福感に包まれています。

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